心筋梗塞 原因

 心臓に血液を運ぶ動脈である冠動脈、その冠動脈に流れる血の量が減るというのは、その冠動脈が硬くなったり狭くなったり、閉じ塞がれなくてはそうはならない。では、どのようなものが原因でそうなるのか。

粥腫の破裂

 粥腫【脂の塊】が壊れて血栓となり血管が詰まってしまう。

攣縮(れんしゅく)

 心臓の筋肉が激しく収縮することで心臓への血管を狭くして完全に詰まってしまう。

梅毒性動脈炎

 梅毒【小さな傷から菌が入り、血液の中に入って全身に広がる病】による動脈の炎症により、心臓への血管の始まりの部分が狭くなってしまう。

解離性大動脈瘤

 血管の内側に裂け目ができてそのなかに血液が入り込んでしまい、心臓への血管でそれが起きて、血管が狭くなってしまう。

川崎病

 自己免疫【自己のからだの内部で生じる人間の体の防御システム】が関わりがあるといわれ、おもに乳幼児【乳児は、生後1年ころまで、幼児は、満1歳から小学校に入るまで】にかかる全身の 血管炎症候群【血管の炎症による一群の症状】による冠動脈瘤【心臓への血管にこぶができてしまう状態】により最終的に血管が狭くなってしまう。